熊本市中央区の皮膚科 水前寺皮フ科医院 【皮膚科・形成外科・アレルギー科・皮膚腫瘍科・性感染症内科】

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病因:加齢に伴った皮膚の老化現象です。40歳代以降に好発しますが早い人では20歳代でも発生します。一部で言われるようなウイルス性疣贅ではありません。肥満傾向のあるヒトや妊娠時に発生しやすい傾向があります。



臨床:首、脇、股に好発する23mm大の小腫瘤です。黒いものが一般的ですが、肌色のモノもあります。ほとんどは無症状ですが、痒みを伴ったりする場合があります。






診断:見た目とダーモスコピー検査にて診断しますが、確定診断には病理組織検査が必要となります。






治療    @放置:気にならなければ、治療する必要はありません。塗り薬や飲み薬で治ることはありません。痒みに対しては、ステロイドや保湿剤を塗ることで軽減します。



A   
冷凍凝固法:液体窒素でスキンタッグを凍らせると(下図)、2週間ほどで脱落します。若干の痛みはありますが、麻酔は必要としません。ただし、56mmを超えるものは局所麻酔下での切除が必要になります。






予防:規則正しい生活を心がけ、過度に日光に照らないように、肥満しないように心がける必要があります。



 



※一部マスコミがコマーシャルしているようなハトムギ(ヨクイニン)は効果がありません。ヨクイニンが効果的なのはウイルス性疣贅です。首にできた扁平疣贅(ウイルス性疣贅)などへの効果をスキンタッグまで効くような誇大広告がみられたため、日本臨床皮膚科医学会はハトムギメーカーに抗議しています。



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