熊本市中央区の皮膚科 水前寺皮フ科医院 【皮膚科・形成外科・アレルギー科・皮膚腫瘍科・性感染症内科】

ケロイド

【病因】ケガや火傷した後にキズの範囲が盛り上がった腫瘤が肥厚性瘢痕であり、キズの範囲を超えて盛り上がったり、特にキズもないのに盛り上がった腫瘤がケロイドです。傷が深かった場合は、誰にでも肥厚性瘢痕が発生しますが、ケロイドはケロイド体質のヒトに発生します。人種差が大きく、アフリカ系のヒトは基本的にケロイド体質であり、ヨーロッパ系にはほとんどケロイド体質のヒトは少ないとされます。日本人では、ケロイド体質のヒトは10%程度と言われています。好発部位は、前胸部と肩ですが、最近はピアスをする人に起こるピアス肉芽腫→ケロイドの患者さんが増えています。




【治療】

@  副腎皮質ホルモン(ステロイド)外用

ステロイド外用はケロイドの痒みに対しては有効ですが、盛り上がりに対してはあまり効果的ではありません。ただし、ステロイド含有テープ剤(エクラープラスター®)を貼付すると消退する場合もあります。


A  圧迫療法

ケロイド予防に対しては、最も効果的です。テープやシリコン膜(シカケア®)をケロイドの部分や傷の部分に貼付して機械的に圧迫を加えることで傷の盛り上がりを予防します。ただし、外傷後6カ月〜12カ月間の治療継続が必要です。


  トラニラスト内服

ケロイド予防に効果的な唯一の内服薬です。ただし、出血性膀胱炎などの副作用の可能性があります。

C  手術

キズの方向を変える形成術などを行うことはありますが、手術することで反対にケロイドを拡大させることもあります。

D  放射線療法、レーザー療法




放射線照射やレーザーにて抑制効果はありますが、保険適応外治療となります。





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