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AGA:男性型脱毛症(Angrogenic alopecia)

<毛髪について>
髪の毛は毛包といわれる袋に入っています。毛包の底の部分にある毛乳頭で毛が作られ、伸びていきます。ヒトの髪の毛は、10万本〜15万本あり、0.03〜0.06mm/日、ひと月で1〜2cm伸びます。
ただし、髪の毛は一生涯に渡って伸び続けるのではなく、一定の寿命があります。
成長が止まった後に、退縮して抜けていきます。その後、同じ場所で再生して生まれ変わります。
つまり、発毛⇒成長期(2〜6年)⇒退行期(2〜3週間)⇒脱毛⇒休止期(3〜4カ月)⇒発毛を1つのサイクルとして一生涯に40〜50回繰り返します。
このサイクルが終了したら毛包は再生しませんので二度と毛は生えてきません(永久脱毛)。
全毛髪の85〜95%が成長期、1%前後が退行記、10%前後が休止期とされます。
つまり、全毛髪10〜15万本の内、10%の1〜1.5万本が休止期であり、3カ月間で1〜1.5万本抜けるとすると、1日当たり100〜150本は正常であっても抜けている計算になります。
<男性型脱毛症(Androgenic Alopecia, AGA)>
思春期以降の男性に多い脱毛で、前頭部、頭頂部を中心として一定パターンで進行することを特徴とします。毛周期を繰り返すうちに、成長期の短縮とともに毛包の大きさが減少し、前頭部や頭頂部の頭髪が薄くなります。
正常であれば、2〜6年続く成長期がAGAの場合には数か月から1年に短縮しています。つまり、AGAでは髪の毛が生えないのではなく、太く長い毛になれないまま、産毛の状態で抜けていきます。
最新皮膚科学体系より
<病因>
毛乳頭に存在する5α還元酵素の働きによることが知られています。この5α還元酵素2型は、前頭部と頭頂部に多く存在します。従って、AGAは前頭部と頭頂部に起こりやすくなります。後頭部や側頭部が薄くなるのはAGA以外の原因が考えられます。
テストステロン(男性ホルモン)は毛乳頭において、5α還元酵素2型の働きで、ジヒドロテストステロン(男性ホルモン)に変換されます。これが、男性ホルモン受容体と結合することで、毛母細胞の動きを抑制し、毛の成長も抑制されます。従って、この5α還元酵素2型の働きを抑えると、毛の生成抑制を止めることができます。現在、市販されているAGA治療薬はこの5α還元酵素阻害薬です。5α還元酵素には1型と2型があります。2型が主にAGAとの関与を言われていますが、1型も一緒に阻害することでより効果的との報告があります。
<AGA治療薬>
内服薬
プロペシア: 5α還元酵素2型阻害薬
フィナステリドトーワ:5α還元酵素2型阻害薬、ジェネリック
フィナステリドファイザー:5α還元酵素2型阻害薬、ジェネリック
ザガーロ: 5α還元酵素1,2型阻害薬
デュタステリドマイラン:5α還元酵素1,2型阻害薬、ジェネリック
デュタステリドトーワ:5α還元酵素1,2型阻害薬、ジェネリック
デュタステリド陽進堂:5α還元酵素1,2型阻害薬、ジェネリック

外用薬
5%ミノキシジル
<鑑別診断>
・先天性局所性脱毛
・先天性びまん性脱毛(乏毛症)
・後天性局所性脱毛:抜毛狂、円板状エリテモトーデス、剣創状強皮症
・後天性びまん性脱毛症(乏毛症):SLE、DM、MCTD、消化管手術後、潰瘍性大腸炎、Cronkhite-Canada症候群、亜鉛欠乏症、甲状腺機能低下症・感染症:梅毒、頭部浅在性白癬、Celsus禿瘡


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